ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

岩をくぐり、ベンガラの町へ①

朝7時、高梁市内某所をスタート。

予報では日中30℃前後。朝は少しひんやりしていますが、初夏らしい爽やかな青空が広がっています。目的地は羽山渓、そして吹屋。13年前に一度訪れた“岩をくぐる道”と、ベンガラ色の町並みを巡るコースです。今回のルートは、高梁から成羽方面へ向かい、羽山渓を抜けて途中、前回は走らなかった脇道で吹屋へ。帰路は新見市方面に下り、出来るだけ国道を避け、のどかな道を走って高梁へ戻る予定です。


R313を走り市街地を抜けると、ほどなくして成羽川沿いへ。川沿いの道は思った以上に走りやすく、交通量も少なめ。成羽の町を過ぎr300を左折、いよいよ羽山渓方面へ。

道幅が少しずつ狭くなり、車は全くと言っていいほど通らず。山の気配が段々と濃くなっていき、木々に覆われ、R313を走っていた時にように朝日も差し込まず、朝の時点では30℃の予報とは思えないくらい空気はひんやり。ちょっと寒いくらいです。(この時点ではアームウォーマを持ってこなかったことを少し後悔。)


集落を抜けしばらく走ると現れるのが羽山渓谷。13年前にも通っているはずですが、記憶にないくらい“秘境感”がありますね。

切り立った岩肌、その隙間を縫うように道が続く。渓流の音が近く、場所によっては路面が少し湿っていて苔生している箇所もあります。木々のスキマからのわずかな日差しと山影が交互に現れ、まるで神秘的な別世界。そして、そんな道をしばらく走るとあの羽山第二トンネル。2度目ですが、やはりその姿には圧倒されます。


巨大な岩をそのままくり抜いた天然のトンネル。素掘りのトンネルとかは良く見かけますが、それとは全く異なる雰囲気です。自転車を止め、しばらく見上げてしまいました。どう撮ったらこの迫力を表現出来るの色々と考えてみましたが、私の腕では無理でした。(笑)


とりあえず、大きさ比較の意味もあり、ロードバイクを立て掛けて一枚。

羽山渓谷を抜けると、ここから次の目的地・吹屋へ向かうのですが、前回は「ヒルクライム高梁」のコースであるr85に合流して吹屋に向かいましたが、今回は別のルートでちょっと寄り道。“かぐら街道”と呼ばれるr302に合流したところで左折。少しだけr302を走りその後r435へと走ります。

この頃には渓谷感は完全に消え、徐々に気温も上昇。斜度は短いものの10%、11%のアップダウンを繰り返しながら登り基調が続きます。ボディーブローのようにじわじわと脚にきます。


道の状態もきれいな2車線の道もあれば、ロードでぎりぎりといった道もあり変化に飛んだ楽しみ、しんどさもありますね。


そしてそんな道を走り、辿りついたのが、“広兼邸”。江戸時代後期に銅山経営とベンガラ製造で巨万の富を築いた庄屋・広兼氏の邸宅だそうです。重要文化財に指定されており、映画のロケ地にも何度か使われたみたいです。


特に石垣が立派で反り具合が美しい曲線を描いていて、まるでお城のよう威厳ですね。