お遍路ツーリング【24番最御崎寺～27番神峯寺】

お遍路ツーリング～高知編～。いよいよ“修行の道場”と言われている高知編ですが、真夏のツーリングということもあってまさに“修行”でした。

朝始発で海南まで輪行。海南スタートが8時過ぎ。既に暑いものの昼間に比べればまだまだマシです。海南から室戸までは何度も走ったことのある道。平坦基調の走りやすい道です。

県境を越えたすぐの白浜海岸では朝からサーフィン、海水浴を楽しむ大勢の人。

夫婦岩で最初の休憩。

室戸岬と言えばやはり“青年大師像”。大師像の少し先に御厨人窟、神明窟があり、若き弘法大師がここで修行をして悟りを開いたと言われている場所で、ここから青い空、青い海を見て“空海”と言うようになった由縁のある場所だそうです。

24番札所の最御崎寺があるのはいつもは下から眺めていた室戸スカイラインの途中、室戸岬灯台のすぐ傍にあります。今まで下から眺めていた室戸スカイラインを初めて登ります。噂通り路面状態は良いものの10％を超える激坂。

走り出して早々に汗が吹き出します。激坂ですが、距離が短くフラフラで何とか到着。

恋人の聖地らしさは全くありませんが、恋人の聖地？室戸岬灯台

参拝の後、室戸スカイラインをそのまま更に進みます。ここで大きな勘違い。最御崎寺がある場所がピークで後は下るだけと思って先に進みましたが、まだまだ展望台まで登りがあったのですね。。。体力温存で戻って国道を進めば良かった。。。

午前中はまだ快適だった走りですが、午後になると一気にペースダウン。海岸線は時々風向きが変わるものの基本的には追い風基調。でも暑さで脚が回りません。室戸市街地を過ぎるとコンビニもほとんどなく、自販機で購入、傍の日陰で休憩というパターンを繰り返します。

初日のコース4つのお寺を回る予定ですが、3つが山の上。24番_最御崎寺、26番_金剛頂寺、27番_神峯寺。24番、26番はまだ標高150mくらいなので暑くても何とかなったのですが、問題が最後の27番_神峯寺です。

土佐遍路最大の“遍路ころがし”と言われている札所で距離4kmで標高430m程度。正直“まぁ、ゆっくり登れば問題ない”程度に考えてましたがこれが大誤算。国道から分岐して最初は緩やかですが、すぐに10％を越える激坂へ。特に残り1500mの看板から先はほとんが10％を超えてます。駐車場まで後500mというところで右脚太腿が痙攣。久しぶりの痛みでした。。。最後は自転車を押して駐車場まで。

サラ脚で季節が夏でなければ問題なかったのかも知れませんが、それでも斜度はほとんどの区間10％越え。鶴林寺、太龍寺よりもキツいですよ。

山門を入ってベンチでぐったりして休憩していると納経所のオバちゃんが“塩飴、コレ食べな。”と塩飴を３つ。よほどヤバそうに見えたのでしょうか。。。笑

無事初日の参拝を終えて後は下って宿泊予定の安芸まで平坦な国道を走って初日は終了。

シャワーでさっぱりした後は宿の方お勧めの居酒屋でカツオのタタキを頂き美味しいビールでホロ酔い気分。宿に帰って9時には寝てました。