ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

新緑の落合②

桟敷峠(標高約1,000m)からは、いったん標高900mほどの深淵へと下っていきます。ダム湖はやや水量が少なめでしたが、峠を下った先で横を流れる小川は思いのほか水が豊か。せせらぎが耳に心地よく、新緑もいっそう鮮やかに映えますね。


ここから峠までの道は勾配も緩く、天気にも恵まれ、自然とテンションも上がり落合峠へと向かいます。ただし路面状況は油断禁物。先ほど走ってきた「林道小祖谷三加茂線」と同じく、小枝や落ち葉に加えて大きめの枝も点在し、ところどころで路面に水が出ています。スリップやパンクには引き続き要注意です。




深淵を過ぎ、再び登りが始まります。標高1,000m〜1,100mあたりは、陽の光をたっぷり受けた新緑がキラキラと輝き、まるで黄緑色のトンネルの中を走っているかのようです。まさに“森林浴ライド”、あるいは“光合成ライド”と呼びたくなるような、心地よいひとときです。


1,200m付近に差しかかっても、葉の密集具合は良い感じで、紅葉シーズンにも引けを取らない美しさです。思わず足を止めて写真撮影の回数が増えてしまいます。このあたりが、この日いちばん印象に残る区間だったかもしれません。

個人的には落合峠の紅葉の美しさは魅力的ですが、新緑の季節も甲乙つけがたい魅力があると思います。そして何より嬉しいのは、秋に比べて圧倒的に交通量が少ないこと。この日追い抜かれたのは、車が2台とバイクが4台ほど。ゆっくりと景色を楽しみながら写真を撮れるのは、この時期ならではの贅沢ですね。




さらに標高を上げて1,300m付近まで来ると、景色は少しずつ変化。葉の数が減り、枝と枝の間に空間が目立つようになります。ようやく芽吹いたばかりの若葉が広がる様子もまた味わい深く、静かな趣があります。そして遮る葉が少ない分、陽射しもよく差し込むため、標高のわりに寒さは感じず、むしろ軽く汗ばむほど。


そして峠に到着。時刻は11時を少し回った頃。デポ地からおよそ4時間強と、最近はこのくらいのペースに落ち着いています。2年前に今回のコースで訪れたときも、ほぼ同じ時間でした。

峠には車が2台停まっているだけで、登山中と思われ人の姿はありません。落合峠を一人占めしているような感覚です。結局峠にいる間は自転車乗りはもちろん、車、バイクも1台も登ってきませんでした。マジで一人占め状態でした。




峠は風も穏やかで暖かく、展望も上々。遠くには剣山系の山並みがくっきりとその稜線を見せてくれています。持参した補給食を食べながら、しばしこの絶景を楽しみます。

帰路は一度桟敷峠まで戻り、途中で「水の丸ふれあい公園」に立ち寄ってから半田方面へ下る予定。秋にはまた美しい紅葉を見ながら登って来れるといいですね。

そして今登って来た道を下ります。