河川が豊富な徳島県ですが、撫養航路というのは明治の頃、徳島~鳴門を河川で結ぶ航路として開設されたそうで、今みたいに車が交通の主流じゃなかった時代、隆盛を極めたみたいですが、昭和に入り、次第に衰退し、歴史に幕を下ろしたそうです。
そんな撫養航路が3年前から遊覧船として復活。今年の春だったと思いますが、TKF(ミニットマン)のY村さんから聞き、面白そうなので是非乗ってみたかったのですが、どうしてもシーズン中の休日は自転車がメインになってしまい、結局少々寒かったですが、本日念願かなって乗船してきました。(本来は予約が必要ですが、今日はキャンセルがあったのでドタ参でも乗船出来ました。)
遊覧船として復活した理由の一つに、鳴門と徳島の交流(帰りは地域の町を観光しながら帰るなど・・・)もあるそうで、往復なら\1000必要ですが、片道乗船なら¥100で良いそうです。事前に確認したら自転車持込もOKということで、MTB片手に片道乗船。
ルートは新町川をスタートし、吉野川、江湖川、今切川、鍋川、旧吉野川、撫養川、小鳴門海峡の7つの川と1つの海峡を経て鳴門ウチノ海総合公園まで約1時間45分のクルージングでした。
スタート地点の両国橋(新町川)
普段いつもは上の橋(吉野橋)を自転車で通っているのですが、今日は橋の下を潜ります。
新町樋門。ここを潜ればいよいよ吉野川です。
吉野川から見た大坂峠方面
吉野川橋の下を潜ります。
吉野川から見た眉山と吉野川橋。改めて吉野川の雄大さ、美しさに感動でした。
鈴江樋門。大正時代に出来たというモダン建築だそうです。これを潜れば江湖川です。江湖川から今切川と通り、私の職場近くの鍋川へ進んで行きます。
鍋川閘門(こうもん)。鍋川と旧吉野川との間にある閘門で海水(鍋川)と真水(旧吉野川)が交じらないようにする役目と、水面の高さを調節(旧吉野川のほうが水面が高いそうです。)役目があります。2つのゲートから出来ており、1つ目のゲートを潜り締めた後、前方のゲートが開きます。この時、最高で1mくらい水面が上がる時もあるそうです。(今日はほんの少しでしたが・・・)。パナマ運河のミニチュア版ですね。(社会の時間に習ったの憶えてますか?笑)
旧吉野川可動堰。(旧吉野川)
旧吉野川可動堰。先程の鍋川閘門と同じですが、ここはゲートからの垂れてくる水が凄いです。傘が必要ですね。旧吉野川から最後の川、撫養川を経ていよいよ小鳴門海峡へ。
小鳴門橋を下から見ると迫力ありますね。
“ま~し~殺し”で有名な?小鳴門新橋
ウチノ海。遠くに見えるのは鳴門スカイライン。
鳴門ウチノ海総合公園に到着です。元々定期航路ではないので、桟橋などはなく無理やり接岸してます。(笑)下船は男性の方は柵を乗り越え下船です。(笑)楽しい1時間45分のクルージングでした。さてここからはMTBでのんびりと帰ります。
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