早朝ホテルを出発。デポ予定地の海南市の某公園駐車場へ。初めてのデポ地に行く時は毎回緊張します。イメージと違っていたり、ゲート、柵が閉まっていたりしないかなどなど。幸い今回は全く問題なく、急ぎ準備して出発。
まずはあらぎ島へ向かいますが、ここ海南からr169を東に走ります。r169を8kmほど走り右折。ここからはr180で札立峠を目指します。r180に入りしばらくは平坦な道ですが、1,2km走った辺りから徐々に登り始めます。峠までは約8km、峠が標高600mくらいなのでややキツといった感じですね。実際激坂とかは無かったです。
r180はすすきで有名な生石高原へ向かうルートです。昔ヒルクライムレースとかも開催されていて確かるみちゃんが出ていたように思います。今回も途中に寄ろうかどうしようか最後まで悩んだのですが、寒いしちょっと弱気の虫が出て生石高原への分岐をスルー。
r180、旧道と言った感じではなく道幅も十分確保されておりながら、車はあまり通りません。斜度も激坂とかはなく走りやすい道でしたね。
途中に“中田の棚田”があります。(勉強不足で全く知りませんでした。)
峠まであと約3Km手前だったと思いますが、道幅拡幅工事のため、「通行止め」の案内立て看板。当然事前に知りませんでしたが、ダメなら引き返せば良いということでとりあえず進みます。1kmほど進んだところで作業する人が数名。確認すると特に止められることなく“どうぞ!”って感じで作業を中断してくれたくらいです。
結局峠の数百メートル手前まで工事が続いており、所々押しながら何とか峠に到着。峠手前からは和歌山市内方面がきれいに見えました。
札立峠。北から登ってきたr180がそのまま南側に下っているのと、r184が生石高原へと続いています。確か事前に調べた時には“札立峠”の看板があったはずですが、見つけられず。峠で小休止後、そのままr180を下ります。
登ってきた峠北側と比べ南側は道は結構荒れており、道幅も狭く慎重に下ります。最も相変わらず車はほとんど通りません。
途中、“沼の棚田展望所”の案内標識を見つけちょっと寄り道。先程の“中田の棚田”と比べ少し規模は小さめの棚田がいくつか急な斜面に張り付いてます。木々をもう少し伐採してくれた良い感じなんですがね。
小さな集落をいくつか過ぎて最後はr19を少し走ってR480に合流。すぐに“道の駅あらぎの里”500mの案内標識。ここからあらぎ島まではまだ少し距離を走ると勘違いしていたため、拍子抜けですが、あらぎ島に到着。道の駅で小休止後、すぐ傍の展望所へ。
あらぎ島、和歌山の山の中ですから当然“島”ではなく、有田川の浸食によって出来た“島のような形”で、日本の棚田百選に選ばれ、また国の重要文化的景観にも選定されているそうです。今でも田んぼとして使用しているため、勝手に入ることは出来ず、展望所から眺めるのが一般的。
庄屋笠松左太夫によって行われた新田開発の一つであり、史料から明暦元年(1655)の開発。私財をなげうってあらぎ島をはじめ、多くの新田開発に取り組んだ和歌山のの偉人だそうです。
“遊子水荷浦の段々畑”も見事でしたが、あらぎ島もアートですね。春夏秋冬で見て見たい風景です。思っていた以上に観光客も少なかったため、ゆっくりと観賞。
ここから次の目的地“和歌山のラルプ・デュエズ”千葉山までは有田川に沿ってR480を下って行きます。
続く
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