ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

天城越え

ツーリング2日目。今日は伊豆半島を走る予定。昨日のうちに伊豆の国市まで移動。朝ホテルを出発しデポ予定の“天城ふるさと広場”へ。

初めての場所にデポする場合は最近は道の駅よりも大きい運動公園とかが多いのですが、ゲートが閉まっていたり管理人の方がいたりする場合もあったりして色々と不安があるものですが、今回も無事にデポ完了し早々に準備して出発。

さてコースですが、今回伊豆半島を走ろうと思ったのは以前から一度行ってみたかった天城トンネルを走るのがメイン。もちろん新しいトンネルじゃなく、旧トンネル。伊豆の踊子で超有名、そして石川さゆりさんの歌でも有名なトンンルですね。


旧天城トンネルをメインに色々と考えてみたのですが、こんな感じ。

旧天城トンネルを越えて下田に下った後は西伊豆へ。駿河湾の向こうに雄大な富士を見ながらのライド。最後は土肥峠を越えてデポ地まで。果たして今日は計画通り走れるかな。。。西伊豆スカイライン、仁科峠も捨てがたいのですが、欲張っても私の貧脚では無理な計画。また次回?

スタートしてまずはR136を走り月ヶ瀬というところへ。(確か奈良にも同じ名前ありましたよね。)R414に突き当たり修善寺方面とは逆に右折。目的の旧天城トンネルへの分岐はこのR414にあります。

ここから旧天城トンネル分岐までは約15kmほど。新しい国道(伊豆の幹線道路?)ということもあって基本緩やかな登り基調。特に趣はありません。途中に天城峠と並んで伊豆で有名な“浄蓮の滝”があったので寄ってみました。(石川さゆりさんの“天城越え”にも登場しますよね。)


滝は完全に観光地化されており、お土産物屋もある広い駐車場から石段を少し下った場所にありました。朝も早い時間ということで観光客は2,3名ほど。


“浄蓮の滝”は日本の滝百選にも選ばれているそうです。かなり多い水量で流れる落ちる滝は神秘的。


“浄蓮の滝”のすぐそばには沢水を利用したワサビ田があり、そういえば伊豆の名物だったですよね。この時に思い出しました。ワサビ田って写真とか映像では見たことありますが、生ワサビ田は初めてです。


浄蓮の滝から旧天城トンネルへの分岐までは約5kmほど。途中にまたワサビ田。そして淡々と走り到着。前方には新しいトンネルも見えてますが、ここを左折していよいよ旧天城トンネルへ。


ここから旧天城トンネルまでは約1.8km。旧天城トンネルは1904年(明治34)に完成。そして旧トンネルの下に新しい天城トンネルが開通したのが1970年(昭和45年)だそうす。でも2000年(平成12年)までは有料道路だったとか。なので新しいトンネルが完成してからも30年間は一般国道として普通に利用されていたそうです。


新しい天城トンネルが無料になった現在は、旧天城トンネルの方は観光用?なのか、あえてアスファルト舗装をはがし未舗装の砂利道にして昔の趣のある道としているそうです。賛否両論あるかと思いますが、これだけ有名なトンネルですから個人的には賛成かな。。。


左折すると直ぐに未舗装へ変わると同時に目の前に黄色や赤の見事な紅葉。路面は元々舗装されていたとあって硬めで砂利もそれほど大きい砂利じゃないので今回履いてきた700×26Cのグラベルキングで問題なし。(ロード用のタイヤでもゆっくり走れば問題ないのではないでしょうか。)


半分ほど走ってここからはちょっとだけ自転車押しながら周囲の紅葉を楽しみます。そして最後はちょっと走って旧天城トンネルに到着。

淡々とここまで登ってきましたが、旧天城トンネルのあるこの地点で710m。結構登ってきました。本当の峠はここから徒歩で歩いて行けるそうですが、今回はパス。(2,3名の方が準備して行かれてました。)

国の重要文化財にも指定されているトンネルは石造りで全長は445.5m。現存する石造りトンネルでは国内最長だそうです。


雰囲気ありますねぇ~。イメージ通りです。やっぱり厳かな重みがあります。観光客の方達としばらくおしゃべりしながら小休止。トンネルを通って反対側へ。


こちらからも良い感じですね。

さてここからトンネルを越えて下田方面へ下る予定でしたが、実は現在旧天城トンネル南側は路面補強工事で通行止め。トンネルを抜けたところでUターンです。あらら残念。(完璧なバリケードでさすがの私もいつものように自己責任とはいきませんでした。)

来た道を戻り新しいトンネルを走って下田方面へ。新、旧のトンネルを走れたので良しとしましょうか。。。

トンネルを超えれば下田まで一気に下ります。

つづく。

5分少しの動画ですが、