ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

おにゅう峠

今年の5月にやまさん、す~さんが訪れていた“おにゅう峠”。面白い名前で紅葉と雲海で有名な峠だそうです。今回折角近くまで来ているので峠付近は紅葉には少し遅いと思われましたが、ちょっと行ってきました。

前日に走った熊川宿も“鯖街道”と言われてますが、このおにゅう峠も“鯖街道”だそうです。実際、峠には標識もありました。

高島市の運動公園にデポして出発。天候は曇りで昨日よりは暖かい朝です。おにゅう峠、この時期は雲海も見れるということで日の出前に出発して雲海を見るという選択もありましたが、初めての道なのでまずは無難に。。。(気温も高めだし、多分この日は雲海は見れなかったと思います。来年また雲海を見に来たいですね。)

スタートしてしばらくは前日走ったR303を北へ約7km、左折してR367へ。檜峠という名の小さな峠を越えて右折しr781へ。
r781に入るとすぐに峠まで28kmの案内標識。この付近で標高200mくらいです。峠が約850mなので標高差650mを28kmで登ることになりますが、実際はここから21kmは平坦?と思えるくらい緩やかな登りが続きます。標高で500mくらいまで登るだけです。そしてこの21kmの間に小さな集落(朽木、小入谷など)がいくつかあります。紅葉ときれいな小川とススキの群生が広がるのどかな風景の中を走ります。
小入谷の集落を過ぎれば峠まで約7km、本格的なヒルクライム。激坂はありませんが当然ゆるゆるペースでのんびりと登ります。写真休憩ありありです。(笑)
結果的には紅葉は小入谷の集落の前後付近が一番きれいでしたね。
おにゅう峠、滋賀県と福井県をつなぐ標高850mの峠です。現在は滋賀県の高島市と福井県の小浜市になりますが、旧の地名だと滋賀県側が小入谷、福井県側が遠敷になり、どちらも“おにゅう”と読むそうで、それで峠は平仮名の“おにゅう峠”となったのでしょうか?
峠から福井県側を望むと少し霞んでましたが、昨日走った若狭湾、そしてその向こうには日本海もはっきりと見えてます。
おにゅう峠と言えばこの景色を良くみますが、滋賀県側の峠から約1kmほど手前から見た風景です。実際に走ってみてやはりこの付近からの展望が一番いい感じでした。雲海を撮影している写真もほとんどがこの場所からです。雲海は見れませんでしたが、私が通った時も2名ほどカメラおじさんがいました。
峠で小休止後、さてこれからどちらに下る?
写真でもわかるように福井県側は一部未舗装です。実はスタート前に後輪に空気を入れようとしたらバルブの根本が吹っ飛びました。。。予備チューブは2本持ってましたのでまだ1本予備があるのですが、パッチ修理のチューブ。パンクした時を考えたらちょっと弱気になり、登ってきた道を引き返しました。

周回じゃなく、ピストンになってしまったのは少し後悔もありますが、また来年ということで今回の滋賀・福井のツーリングは終わりです。天候にも恵まれ紅葉もまずまずといった感じで久々に思いっきり走れて楽しい2日間でした。

余談
もしこのレポを読んで行かれる方いましたら水と補給食は忘れずに・・・デポ地から峠まで約40km、コンビニ、商店無し、自販機2台のみです。私はボトル1本だけで補給食持たずに行ったので帰りは少々ハンガーノック気味でした。