残り50kmということで頑張って小木港のASを出発。この頃の皆の合言葉は“あと50kmで温泉が待ってる~”“早く温泉で脚を暖めたい~”
私も早く温泉に入りた~いです。(笑)
次のASは180km地点。ここからだと18kmになります。ASの間隔ですが、最初は40kmですが、だんだんと間隔が短くなってきてます。この頃には完全にヘバってますからこれも主催者の気配り?でしょうか。
スタートは私1人で出発。モンベル氏はまだ休憩しているみたいでした。ここからは地図でいうと佐渡島の左下の先端をぐるりと回ることになります。スタートしてしばらくは漁港を通りそこを過ぎると緩やかな登りが始まります。
距離、傾斜ともそれほど大したことはないのですが、当然脚が残っていないのでインナーでクルクルと回しながら登ります。前に大柄な人を発見。追い付き追い越し際にチラっとみると外人さんで何とアウターでしかもかなり重ためのギヤで登ってます。90kgはありそうな大柄な方。。。苦しいだろうなぁ~と思いながら横をパスして行きます。
外人さんを追抜いたものの、私も既にそれほど余裕がある訳でもなくゆっくり登っていると後ろに人の気配が!外人さん?と思って振り返るとモンベル氏でした。先程までは登りでは私のほうが余裕が残っている感じだったのに。。。しかも“坂は大キライです”と言っていたのに。。。
ここから再びモンベル氏と二人旅です。
沢崎灯台(島の左下の先端にある)へ向って下りです。下ってからはしばらく波打ち際を走るため、この日は波も高く時々防波堤を越えて道にまで波が打ち上げている状態です。(波しぶき少しかぶりました。)
この頃、モンベル氏から恐ろしい言葉を聞きました。“この後、Max8%とMax15%の坂が続きますよ。”えっ!15%。。。(恐)
しばらくは海岸線のフラットな区間が続きます。風は進行方向が変わったということもあって向い風。
3~4km走った頃でしょうか。登りが見えてきました。最初はモンベル氏と並走する形で会話をしながら登っていたのですが、段々と差が。。。先程とほとんど変わらないモンベル氏の走り、完全に売り切れ状態の私。。。どんどん差が開いて行きます。5m、10m。。。モンベル氏、チラチラと振り返りペースを落としてくれて私が追い付くのを待ってくれているようです。ありがたい。。。涙、涙です。。。
登り切ったところでお礼を言い、“今のが8%でしょうね~”などと話していると、再び坂が始まりました。前半はそれほど激坂ではありませんが、後半確かに凄かったです。シッティングでは止まるくらいなのでダンシングに切り替えて登って行きますが、メーターは一桁。。。距離は短く100mも無かったと思うので何とか登れましたが170km走って来た後であの坂が数キロ続けばかなりキツいと思いますよ。しかし走りがいのあるコースです。
当然ここでもモンベル氏とは最後は10mくらい差がつきましたが、またもやペースを落として待ってくれてました。登り切って数キロで180km地点の最後のASに到着です。ここではおにぎりはもうお腹いっぱいで食べれませんでした。(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪ 残念!
残り30km、Max7%の坂が2回あるだけです。ここまできたらモンベル氏と一緒にゴールをと思い頑張って付いて行きます。2箇所の坂を二人でゆっくりと登ります。この頃からモンベル氏が時々左足首を触っているので聞いてみると、少し違和感があるそうです。大丈夫とのことですが、先程のお礼ということで、ここからゴールまでの20kmは私が先頭を牽くことにしました。(もっとも半分以上が下り基調ですけどね。)
真野の町、佐和田の町と帰ってきて、佐和田の役場裏から海岸線に出れば、ゴールまで約200m。8時間30分前にスタートした「スタート/ゴール」の横断幕が見えます。
計測マットを通過し、司会進行?の方の“埼玉の○○さん、お帰り!!、徳島の○○さん、お帰り!!”の出迎えの中、8時間36分の佐渡島1周が終わりました。ゴール後モンベル氏とは固い握手。(抱擁は無かったですけどね。。。)
完走証をもらい炊き出しのえび汁とすりみ汁をそれぞれ2杯づつもらい体を温めました。ゴール地点にもマッサージサービスがあり、モンベル氏はマッサージに行くということなので、ここで再会を約束?して別れました。
佐渡島ロングライドを終えて
①佐渡島はやはり遠くて(交通費その他費用が)高かった。②お天気の良い日に走りたかった。
③もっとゆっくり走りたかった。(笑)
④お米が美味しかった。
⑤同じような景色だった。
⑥沿道の人達の応援が凄くて感激した。八ヶ岳もそうでしたが、佐渡島も大勢の島民の人達が応援してくれていました。特にお年寄りの方が多かったです。210kmどの場所にも応援の方がいたと思います。感謝感激でした
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