ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

勝手にグランフォンドレポ②

つづきです・・・

白髪トンネルで休憩中、1000mクラスの峠を3本登って来た皆に冗談半分で何気なく言った私の一言。。。

“僕達は一体何をしているの?”

すーさんに妙にウケてましたが、この一言がこれから始まる“やまさんワールド”で現実になろうとはこの時誰も思っていなかったのでは?

白髪トンネルからは富郷・金砂湖方面へ下ります。富郷の分岐で一旦小休止し、今後のルートについてやまさんから相談がありました。

第1案 金砂湖から翠波峰へ登り堀北峠を走るルート(翠波峰への登りが14%が3.5km続く難コース)
第2案 忘れました。(法皇トンネルか掘北トンネルを通るルート)
第3案 忘れました。(やまさん曰く“ちょっと軟弱なコース”)

最初から第1案しか私の頭には無かったみたいです。(笑)どのコースにしましょうか?というやまさんの問い掛けに誰だったか忘れましたが、“行くとこまで行きましょう!”という意見。これに対して他の18名?誰一人として反対しません。やはり超ドMの集まりですね。(笑)

全員一致で難コース14% 3.5kmにアタックです。

金砂湖の手前で平野橋を渡り少し走ると“翠波高原”の案内看板が・・・ここからいよいよ始まります。

14%が3.5km続くと聞いて最初に思ったのが眉山のあずり坂が3.5km続くイメージでした。“まぁ、ゆっくり登れば登れん坂はないだろう!”って感じでそんなに大袈裟には考えていませんでした。

登り出してすぐにすーさん、ipsilonさん、とんじんさん、とさやんさん他数名がアタックで一気に消えて行きました。私はもちろんのんびりです。周りからは“うおっ!”“凄いっ!”など奇声が聞こえてきましたが、確かに凄い坂でした。特にコーナーなんかはイン側だと20%は軽く超えているような。。。

ちなみに私のリアは11-23Tです。25T持ってくれば良かった。。。(bubeさんは21Tでしたが・・・)

半分くらい登ったところですーさんが座り込んで休憩しています。初めてみました、すーさんが登りの途中で休憩している姿なんて・・・後ろを見ると登さんが自転車押してます。周りは皆、蛇行してます。凄い光景です。思わず私もストップ。小休止。


小休止後も私を含めほとんど皆蛇行していますね。結構登り下りとも観光の車の往来が激しいのですが、気にせず皆蛇行です。ドライバーから見たら迷惑な集団だったでしょうね。。。笑

しまやんさんの奥様がゴール地点でカメラを構えている姿が見えた時に正直ホッとしました。


疲れ果てて大休止

大休止の後、展望台へ。展望台からは霞んでいましたが、伊予三島の町、瀬戸内海が初めて見えました。霞んでいなかったらもっときれいだったでしょうね。


やまさんの話ではこの後は50mくらいのアップダウンが3回くらいあってその後ちょっと登れば後は下り基調とのこと。

さぁ、ここからは気持ちよく走れるぞ~

やまさんの言うように確かに小さなアップダウンを3回ほど繰り返した後本格的に下り出しました。

“楽勝~”

途中の分岐で一旦集合。ここから最後の“ちょっと登れば”終わりです。が、いつまで登っても延々と続く登り。先を行くすーさんがコーナー毎に“あ~あ、まだやぁ~”の悲痛ば叫び。

サラ脚の普通の状態で登れば大した坂ではないのでしょうが、既に140kmほど走っているし、さっきの翠波峰が最後の本格的な登りと思っていたので、私の場合精神的にキツかったですね。そしてこの頃から皆のボトルが空に。。。とさやんさん差し入れのOS-1も既に売り切れ。私は約1/4ほど残ってましたが、皆で水を分け合う姿は正に遭難者でしたね。(笑)時刻も夕刻になり“陽があるうちに帰れるの?”という不安も。。。

こんな思いで登り切った峠は“掘北峠”でした。今度こそ登りは終了で下りです。

しかしまだまだ続くやまさんワールド

下り出したのは良いのですが、段々と路面状態が悪くなり、道幅狭く、もちろんガードレールなし、コンクリートの凸凹舗装に枯葉がいっぱい敷き詰めている状態でちょっと湿っている?最高のコンディションです。スリップして落車しないか不安で。。。ブレーキを握り締めすぎて両手の握力は無くなるし。。。アドベンチャー気分でスリル満点。(笑)

5~6kmは下ったでしょうか?普通のアスファルト舗装の道に出た時はホッとしました。


ホッとして休憩中

そんなこんなの“勝手にグランフォンド”でしたが、終わってみれば“また行きたいなぁ~”と思っている私はやはり超ドMでしょうか?(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪