ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

やっぱり彼らは超人だった②~エタップ番外編~

ツール観戦2日目です。今日はツール伝説の山“モンヴァントゥ”での観戦です。
 
当初の予定ではコースの規制が始まる前にゴール地点(標高1912m)まで登り、観戦ポイントまで下る予定でしたが、この日は予報では頂上付近は風速30m/secの台風並みの風が吹く予報で安全のためにゴール地点が6km短縮。

モンヴァントゥ名物の禿山部分がカットになり、ちょっと残念ですね。でも噂では禿山部分は風を遮るものが何もないのと、メチャクチャ寒いそうですから仕方ないですね。でもトム・シンプソンのお墓に行けなかったのはちょっと残念ですが・・・
 
一昨日のゴルドツーリングの時と同じベドワンの街までバスで移動。(一昨日停めた場所はコース内のため、既に交通規制で入れないため、少し離れた位置ですが・・・)
 

ゴールが6km短縮になったとは言うものの、伝説の山“モンヴァントゥ”ですから、登れるところまで登ります。

登り始めが午前10時頃、選手の通過が16時過ぎですから、今日も6時間くらい待つ事になります。
 
正面の山がモンヴァントゥ
 
 

やまさん、大阪から参加のT城さんと一緒に登りますが、昨日同様にコースには既に大勢の人、人、人。道端には数日前からキャンピングカーでやって来て、今日を待っているそうです。皆さん、読書をしたり、お酒を飲んだりしながらそれぞれのバカンスを楽しんでいるようですね。しかし実にフランスの人達はのんびりしているというか。。。

常に時間に追われている日本人には絶対マネ出来ませんね。(笑)
 

登り出して早々にツール名物の“悪魔おじさん”と遭遇。
 
最近は偽者も多くいるようですが、こちらは本物。
 
偶然とはいえラッキーでした。記念に一緒に写真撮ってもらいました。
 

モンヴァントゥの登りもっとキツいのかと思ってましたが、ゆっくり登ったためか、思っていたより緩斜面でしたね。
 
途中、禿山が望める場所。中央のテレビ塔がある場所が本来のゴール地点。
 

15kmほど登り。ゴールまで残り500m。このあたりまで登ると確かに気温はかなり低め。風も結構吹いてます。
 
道の両側には大勢の人でお酒も入って大混乱。ここからは交通規制が始まっており、自転車で進むのは無理。

やまさんと二人、自転車を置いて歩いて登ろうとしましたが、交通規制が下へ、下へと始まっており、おまけに酔っ払いを含む物凄い人。ちょっと恐怖を感じるくらいです。このまま降りれなくなるとマズいという事でゴールを諦め、下山
 

観戦ポイントはゴールまで5kmの地点。まだ選手達がやって来るまで3時間くらいあります。暇なので皆さんとワインで乾杯です。(笑)
 
モンヴァントゥで飲むワインは最高です。  これもツールの楽しみ方?
 
さて肝心のツールですが、この日のレースは逃げ集団も完全にバラけて、総合順位に関係ない選手がポツ、ポツと逃げてましたね。そして先頭の逃げが通過してから数分、マイヨ・ジョーヌ(フルーム)を含むメイン集団。さらに第2、第3と集団が続きます。
 
“アレ~、アレ~、アレ~”選手が通るたびに皆と一緒に興奮しながら叫びます。(この場面が見事テレビに映っていたみたいです。)そして新城が集団最後尾で通過した時は“行け~、新城!行け!行け!”日本語に変わってます。(笑)
 
初日のゴール観戦も面白かったですが、やっぱり山岳観戦が楽しかったですね。(ワイン飲めるからじゃないですよ。・・・笑)でもこの後、ツール史上の残るような“不幸な出来事”が起こりましたね。やはりモンヴァントゥは何かが起こります。
 
今日でツール観戦も終わりです。今回のツアーもいよいよ終盤、明日はパリへ移動して帰国。