ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

四国の左下ツーリング・水荷浦の段畑~船越運河


今年のGWに行く予定で色々と遠出ツーリングを計画。諸事情で遠出は無理となり、諦めていたのですが、唯一、3日だけは終日フリーとなったので、急遽行ってきました。(本当は海を越えて本州まで行きたかったのですが、GWの渋滞を考えればちょっと時間に余裕がないので・・・)

コースはこちら

水荷浦の段畑をメインに西瀬戸の海岸線を走ってきました。以前、やまさんや、岡山のshinさんが行っていて、その壮大な写真を見て是非行ってみたいと思っていた場所のひとつです。


津島町の道の駅「やすらぎの里」に車をデポしスタート。直後に今日のコース唯一の峠(帰ってから調べると“松尾峠”というらしい)を越え海岸線へ。ゆっくりと写真撮りながら走り約1時間。水荷浦へ。この辺りは真珠の養殖が盛んです。
   

遠めに見れば地肌が剥き出しになったハゲ山みたいに見えますが、これが石積みで出来た段畑です。主にサツマイモやジャガイモを栽培しているそうですが、リアス式海岸の狭い地形で急斜面、先人の方達が苦労して切り拓いてきた段畑。歴史の重みを感じる壮観な造形の美に感動です。

これも一応?棚田になるのでしょうが、一般的に言われている棚田とはちょっとイメージが違いますよね。

畑の中に入るのはもちろん禁止なのですが、周辺に観光用の遊歩道?(実際は作業用の道なのでしょうが・・・)があったので自転車押しながらゆっくりと散策。


石積みは小さな尖った石で出来てます。


ひとつの畑の幅は広い場所でも1.5メートルくらい、段数は50~60段あるそうです。平均勾配が40度という事で凄い傾斜です。(私の下手な写真では伝わらないかも知れませんが・・・)


実際に作業されている方がいましたが、畑から畑へ移動するのにハシゴを利用してましたが大変でしょうね。
 

段畑を後にして次に向かったのは由良半島。途中海岸線の微妙なアップダウンを楽しみながらこの辺りは真珠の養殖が盛んで、また漁港が多く至るところで写真のような作業場?船乗り場?がありました。

由良半島の先端には“船越運河”があります。由良半島は西瀬戸に細く突き出ており、反対側に抜けるのに大変な遠回りをしていましたが、この運河が出来た事で大幅な時間短縮になったそうです。


こちらもまた先ほどの段畑同様に先人達の苦労が伺えます。


ちょうどレジャー船が通っていくところでした。

思いがけなくフリーとなった1日。天気にも恵まれ、歴史を感じる事が出来たツーリングとなりました。海岸線のアップダウンが想像以上で最後はボディブローの如く効いてきましたが・・・笑