ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

ツールドおきなわ2011~③~

残り約35kmで登りが2ヶ所。どちらも距離5km、標高で100m程度。数字だけ見れば大した事ありませんが、平均して登っている訳でなく、時折下りもあったりして、最後の最後まで苦しいコースです。

この時既に両足ふくらはぎが痙攣。(干し梅と芍薬甘草湯で何とか持ちこたえている状態。)最初の登りは自分でも可笑しいような、情けないような速度(時折1桁)で登ります。それでも何人か追い抜けるので、さすがに皆疲れているようですね。ところどころで降りて押している人がいたり、しゃがんで休憩している人もいます。


2,3km登ったあたりで先導のバイクがやってきて左へ寄るように指示。どうやら市民210kmの先頭集団がやってくるようです。先導バイクの後、すぐに一人の選手が通り過ぎて行きます。イナーメの高岡さんでした。信じられないようなスピードです。で、後続集団は???待てど暮らせどやって来ません。集団がやって来たのは結局10分くらいは後だったと思います。市民210kmは高岡さんが逃げ切ったようです。

さて、後半1個目の登りをヘロヘロでクリアし、残るは羽地ダムへの登りのみ。ダム手前のトンネルあたりで両ふくらはぎに加え、両太股もピクピクしだしたので最後の芍薬甘草湯を飲み込みながら最後まで耐えてくれるように祈ります。昨年は沿道からの声援で“トンネル越えれば登りは終わりですよ~”と騙されたので今年は騙されませんよ。トンネル越えて右折。最後のアップダウンをクリアし、名護の市街地へ向けての下り。

残り8kmの国道58号との交差点が最後の関門。関門閉鎖約30分前に通過。とりあえずは何とか完走出来そうです。ちょっと一安心。


ここからはジャスコ坂の小さな登りがあるのみでほとんど平坦。しかも追い風。沿道には応援の方々。最高に気持ち良い気分です。残り2kmで左折し、名護の市街地中心へ。左折してすぐに市民210kmの集団が後ろからやって来ました。ルール上は別カテゴリーの集団で走ってはダメ?と聞いた事ありますが、15人程度の集団には210km以外に140km、100kmの選手も数名います。私も当然乗車。

昨年は羽地ダムから最後まで一人旅だったので、ゴールスプリントらしき事全く出来なかったのですが、“よし!今年はこの集団でゴールスプリントもどきじゃ!”

ラスト1kmの看板を過ぎ、集団のペースがじわじわと上がりだします。私も最後の力を振り絞り必死にペダルを回す。既に両太股は攣っていて、ダンシングすると両太股ともピクピクと痙攣するのでシッテイングで必死に回す。左隣を見ると私と同じ市民100kmの選手。“コイツにだけは負けん!”両太股、両ふくらはぎのピクピクも気合で我慢。ゴール手前50mくらいで追い抜きそのままゴール!(多分スピードは大した事ないのでしょうが、気分は最高でした。)

こうして今年の“おきなわ”が終わりました。

私と同じように脚が攣ってゴールしたkniさんは、そのままスタッフに抱きついたそうですが、私も同じように両ふくらはぎが硬直していたので、手でふくらはぎを揉みながらゆっくり減速して何とか自力でストップ。(kniさんと同じように“がじゅまる”の木にぶつかりそうになりましたが・・・笑)そのままゆっくりと名護漁港まで移動し、先にゴールしている、JINさん、kniさん、ISAOさん、GIROさん、テツさん達と健闘を称えあいます。しばらくすると、市民210km完走のtadahisaさん、市民140km完走のやまさんもゴールし、今回一緒に参加した仲間全員が無事完走です。

正直今年のレースは厳しかったです。昨年は楽しい100kmでしたが、今年はホント苦しい100kmでした。来年はもうちょっと楽しく走れるようにまた1年頑張ります。(ホンマか??)

とりあえず、リザルトです。
【市民100km】
 エントリー数:456名
出走数:412名
完走者数:334名(完走率:81.1%)

順位:229位/334名
タイム:4時間24秒215
平均速度:24.95km/h(実際は108kmなので約27km/h)