ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

天空へ続く道を走る!


“瓶ヶ森林道”四国中の道を走破しているやまさんをして、“四国一の展望”と絶賛する道です。また登山を楽しむ方々には“天空へ続く道”と呼ばれています。

以前から行ってみたかった瓶ヶ森に遂に行ってきました。

朝5時過ぎに自宅を出発し、デポ地の加茂川河川敷公園に着いたのが7時過ぎ。

まずはR194を寒風山トンネルへ向けて走ります。トンネルまでは約14km。傾斜はそれほどキツくもなくツーリングには丁度良いくらいの傾斜です。天候は快晴とまではいかないものの、少し雲がある程度で日差しも十分あります。半袖ジャージにアームウォーマーでちょうど良い感じ。(もちろん下りに備えてウインドブレーカーは持ってますが。)

連休ということもあって、早朝にも関わらず車、そしてツーリングを楽しむバイクの集団が多く通ります。途中写真を撮りながらのんびり登り、寒風山トンネル手前で旧道分岐。

道幅は一気に狭くなるものの、車、バイクもほとんどが新トンネルの方へ向かうため、むしろ自転車にとっては走りやすいです。(実際、旧寒風山トンネルまで2、3台の車しか通りませんでした。)

旧道に入って標高が上がるに連れて展望も広がり、傾斜も緩やかということもあって、気分はルンルンで楽しいツーリングです。


旧寒風山トンネルに到着です。ここまで距離約27km、標高は私の手元の高度計で約1100mです。トンネル傍には登山へ向う方達のために駐車場やトイレがあり、茶屋もあるのでここで大休止。高知から自走で来られていた3人組のローディーの方達も休憩されており、ちょっとお話。これから瓶ヶ森林道を走り、石鎚スカイラインを下って高知へ帰るとの事です。四国の自転車乗りにとってはやはり瓶ヶ森は憧れ?


寒風茶屋

休憩後、いよいよ瓶ヶ森林道を走ります。ここから石鎚スカイラインまでの約25km。“天空へ続く道”の始まりです。地元では“UFOライン”とも呼ばれています。


瓶ヶ森林道入り口です。いよいよ天空へ続く道へ

林道へ入り、しばらくは登りが続きます。林道入口が標高約1100mで瓶ヶ森登山口が約1700mとのことですからまだまだ登ります。そして結構急斜面です。今までの登りが丁度良いアップになったような感じです。


6,7kmほど走ると傾斜も緩くなり標高も1500mほど。ここからいよいよ絶景の展望を楽しみながら走れます。左に四国中央部の山々が見え、標高1500mから眺めるその景色は圧巻です。運が良ければ太平洋も見えるそうですが、この日は残念ながら見えませんでした。


そして右前方にはジネンゴの頭が姿を現し、これから走る道がまさに天へ向って伸びています。伊予富士、東黒森、西黒森、瓶ヶ森と続く道は森林限界を超え、高い木は姿を消し、笹原が覆う山々。白骨林が独特の雰囲気を醸し出しています。


ちょっと走って写真を撮り、また止まって絶景を堪能するといった繰り返しで全然前に進みません。瓶ヶ森は女性的なイメージを持ってましたが、結構ゴツゴツとした男性的な山ですね。


伊予富士をバックに


瓶ヶ森登山口付近より


四国最高峰 石鎚山

帰りは石鎚スカイラインを下りますが、土小屋で折り返し、林道を往復するというのも違った角度から景色を堪能出来て良いかもしれませんね。


よさこい峠付近より瓶ヶ森(左)を望む 右は子持大権現

石鎚スカイラインを下り(下りのみと思っていましたが、途中登りもあって疲れました。)帰りはR494を走り黒森峠越えで帰ります。当然のように脚は瓶ヶ森でもう終わってます。(笑)サラ脚なら何てことない緩やかな傾斜なのですが、ヘロヘロで登ったことは当然いうまでもありません。


黒森峠にて


面河ダム どこかのブログで似たような写真見ましたが。。。笑


黒森峠下り 何故か真っ赤でした

R11に出てからは最初の桜三里こそヘロヘロ走でしたが、その後は追い風下り基調に助けられ快適に西条の河川敷公園まで戻ってきました。

雲ひとつない快晴とまではいきませんでしたが、まずまずの天候に恵まれ、念願の瓶ヶ森を堪能する事が出来ました。やはり噂通りの景色でした。ホント行って良かった。。。来月の“なんちゃってグランフォンド”当然参加しますよ!1ヶ月後だと紅葉も始まっているでしょうね。