ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

気になっていた峠

大昔(失礼)にやまさんとす~さん達が、雪の剪宇峠を目指しながらも最後は断念した記事を読んで以来、ずっと気になっていた峠。

いつか行こうと思いながら色々と調べてみると、R438とR492をつなぐr259は剪宇峠ではつながっておらず、自転車では通り抜け不可。完全な登山でなければ無理そう、という情報ばかりでした。

そんなわけで少しトーンダウンしていた昨年末。やまさんとXXさんが自転車で峠越え(一部担ぎあり)した記事を読み、「少し担げば自転車でも越えられる」と判明。“これはぜひ自分もチャレンジしなければ・・・”ということで、お二人の後追い三番煎じではありますが、行ってきました。

スタートはいつもの貞光の河川敷。当初は貞光から穴吹まで走り、穴吹側からR492〜r259で剪宇峠を目指す予定でしたが、前夜になって急遽逆回りに変更。(直前にお二人の記事を読み返したところ、西側からのほうが斜度がやや緩そうだったため。相変わらずの軟弱ぶりです。)




スタート後は、見ノ越へ向かうときと同じルート。貞光の「二層うだつ」の町並みを抜け、貞光川沿いにR438を進みます。しばらくは緩やかな登りで、快適そのもの。


r259への分岐に到着。ここから剪宇峠までは約5kmのはず。

序盤こそ比較的穏やかな斜度ですが、標高を上げるにつれて徐々に厳しさが増していきます。延々と激坂が続くわけではないものの、容赦なく10%超えが現れる嫌らしい展開。

早々にインナーロー固定。写真休憩を挟みながら、のんびりと高度を稼いでいきます。R438では剣山方面へ向かうと思われる車が多く見られましたが、r259に入ると一転して無人の世界。車どころか人の気配もありません。やがて貞光川のせせらぎも聞こえなくなり、代わりに聞こえてくるのは鳴き始めの鶯の声だけ。


写真休憩とは言いつつ、序盤は展望はほとんどなく、杉林の中をひたすら淡々と登るのみ。2〜3kmほど進むと小さな集落が現れ、そこを抜けたあたりから徐々に視界が開けてきます。


古民家民宿を過ぎて左折。(やまさん、XXさんのブログで事前チェック済み。)ここからは、ようやく斜度も少し落ち着いてきます。


上剪宇堂で大休止。


さらに1kmほど進むと、剪宇峠の登山道入口に到着。最後は未舗装路でした。ここから先は“押し”です。


登山道は幅こそありますが落葉が多く、斜度もそれなり。自分のスキルではとても乗車は無理です。(というか、ここを乗れる人はいるのでしょうか・・・)

最後の急坂を押し上げて、ついに剪宇峠に到着。


剪宇峠。標高860m。


しんと静まり返った空間には、先ほどまで聞こえていた鶯の声もなく、ひっそりとした空気が漂っています。冷たい風が吹き抜け、どこか神秘的な雰囲気。展望はほとんどありませんが、それでも言葉にしがたい達成感があります。

下りは穴吹側(R492方面)へ。峠から10mほど担いで下れば、路面は荒れているものの乗車可能な道へ。(峠から視認できます。)ここからR492までは約10km。西側と比べると路面状況はかなり荒れており、特に落石が多め。さらに斜度も厳しく、途中には20%を超えていそうな連続ヘアピンも。やはりこちら側から登るのは、かなりハードそうです。




一方で東側の道には、群生というほどではないものの、季節の花「ミツマタ」があちこちに咲いていて、荒れた道の中でふと癒される瞬間も。


北又の集落?これから下る道。


以前やまさん達が間違えたという分岐の標識も確認。確かにこれは間違えそうです。(矢印は右ですが、位置的に左へ進みたくなる配置です)


北又大師堂のすぐそばには桜が一本。すでに半分ほど散っていて葉桜気味でしたが、それもまた風情あり。

R492に合流後は穴吹へ戻り、そのまま貞光のデポ地へ。r259では結局、人にも車にも一切会わず。出会ったのは鹿2頭のみでした。

R492の沿道には菜の花やムラサキハナナ?が咲き、すっかり春の景色。

次回があるかどうかは分かりませんが、今度は逆回りで、あの激坂に正面から挑んでみたいと思います。