ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

晩秋の殿川内渓谷へ


今年の紅葉シーズンも終盤を迎えましたが、ようやく念願の紅葉狩りサイクリングに行ってきました。 今年は9月に乗鞍で素晴らしい紅葉を経験してはいるものの、本格的なこの時期は、瓶ヶ森は雨中のドライブのみ。落合はタイミングを逃して行けず・・・と、少し心残りがありました。

そんな中、今日からの3連休、特に今日は絶好のサイクリング日和に恵まれました。天気が良すぎてウエア選択に少し失敗したものの、最高の天気の中での紅葉狩りツーリングとなりました。

目指したのは4年振りとなる殿川内渓谷です。まずは大神子海岸で、今シーズン初の“残念だるま”を拝み、車でデポ地、勝浦町の星谷運動公園へ。ここからスタートです。スタート時の気温は5℃と少し低め。澄んだ空気が気持ちよく、身が引き締まります。薄手の長袖ジャージの上にウインドブレイクを羽織ってスタートです。上勝町まではr16をゆるやかに登っていきますが、上勝まで走るのも4年振りくらいでしょうか。久々のルートと上場の天気にワクワク感が止まりません。ちょっと寒いけど。。。


上勝の役場前を右折し、いよいよスーパー林道へ。ここから殿川内渓谷方面へと進みます。

スーパー林道に入ってしばらくは、それほど紅葉も見られず、4年前は見事だった場所もイマイチ。遅かったか?と思いながら淡々と進んで行きます。




しかし、喫茶いくみを過ぎた辺りから徐々に雰囲気が変わってきました。赤や黄色が目立ち始め、特に百間滝付近前後が一番の見頃でしたね。


林道からすぐ傍なので百間滝まで・・・




太陽の光がモミジやカエデの葉を透過し、まばゆいほどにキラキラと輝く景色に何度も立ち止まって写真休憩です。


ただ、標高900mを過ぎたあたりからはほぼ紅葉は終わっている様子。そのため写真休憩もなく登りに集中。最後はヘロヘロになりながら、旭丸峠に到着です。


旭丸峠を少し下った場所から・・・いい眺めです。


旭丸峠から少し下って柴小屋へ。ここからの展望がもう見事の一言でした。徳島市内はもちろん、吉野川を越えて、遠くの空港や鳴門までがはっきりと見渡せます。柴小屋からこれだけ見事なパノラマを拝めたのは、初めてかもしれません。


殿川内の紅葉にも感動しましたが、この柴小屋からの景色は予想していなかっただけに、本当に感動しました。最高のサプライズです。

絶景に感動し、神山側へと下ります。しかし、この下りがほとんど木々に覆われた雑木林の中。登りで温まった体が一気に冷やされ、かなり寒かったです。


神山からは普段走り慣れたコースへ。余力があれば大川原を越えて上勝側へ下ることも考えていましたが、当然、そんな気力は残っておらず府能峠越え。柴小屋からの景色と同様に、旧府能トンネルを出てすぐの場所からの展望も見事でした。遠くには海、その奥には薄っすらと和歌山も見えています。海が見えるとは聞いていましたが、ここから海を見たのは初めてかもしれません。

最後は中津峰を越えてデポ地へ戻ることも頭をよぎりましたが、もちろん気力はゼロ。(考えるのは自由ですが、ヘタレな私です・・・笑)結局一番楽な八多から飯谷を経由し、デポ地まで戻りました。

殿川内の紅葉はほぼイメージ通りでしたが、柴小屋からの展望は予想外の絶景。これほど素晴らしい展望が見れるとは思っていなかったので今年初の紅葉狩りツーリングを思い切り楽しめた1日でした。