周防大島は、「スオウイチ」と呼ばれており、「アワイチ」「ビワイチ」ほどメジャーではありませんが、ロードバイクの人気周回コースの一つとして有名らしいです。
昨年masaさんが走られていて、色々と調べているうちに知りました。そんな訳でいつか走ろうと思っていた周防大島へ今回行ってきました。今回走ったコースは昨年のmasaさんの走ったコースを参考にさせていただきました。スタート地点(デポ地)もmasaさんと同じ大島大橋のそばにある大畠展望台にしました。

スタートして大島大橋を渡って島に入り、右回り(東方向)に進みます。走り出してすぐに大島オレンジロードの看板があり右折すると、いきなりの登り。このオレンジロードは島の内陸を走るということもあってアップダウンがあり、名前ほど爽やかではありません。その代わり車は全く走ってませんね。(結局、オレンジロードから嵩山では、車とは1台も会いませんでした。)
途中masaさんが登られていた文殊山への分岐。今回どうしようか悩みましたが私の貧脚では、文殊山、嵩山の両方はしんどいので今回は嵩山だけにするという相変わらずの軟弱ぶりです。(笑)
走り出して約20kmで嵩山への分岐に到着。この嵩山、超激坂で有名で多くの坂バカ自転車乗りが「瀬戸内海の超級山岳」として挑戦する島最大の難所です。皆さんのブログなどで書かれているコースデータは概ねこんな感じです。
距 離:約6.5km
標 高 差:約616m
平均勾配:約9%
路面状態:メチャクチャ悪い
もっともこれはR437から登り始めた時のデータで、私が登ったオレンジロードからの登り始めだと、実際に走ったデータでは距離約3.5km。標高差約400mでした。平均勾配は9%ですが、これは緩い区間によって数字が緩和されているだけで、実際のところは15%超えの激坂の連続でした。特に皆さん書かれている通り、終盤の2~3kmは最大勾度20%超えでマジでキツかった。。。今まで登ったことのある坂に例えるなら翠波高原か勝浦側から登った鶴峠・鶴林寺といった感じでしょうかね。特に路面の状態は鶴峠までの道に似てますね。あっ、路面の悪さは徳島の道ではよくある程度の悪さでした。。。笑

こんな感じの坂の連続。激坂を写真に撮るの難しいですよね。
それでも“絶景は激坂のあとに”のお決まり通り、登りきった先には、山頂の展望台からの絶景が待っています。
下りは慎重に下り、少しオレンジロードを走った後、「土居」という集落でR437に合流。合流した途端に交通量が一気に増えます。もっとも島のメイン国道ということもあって道幅も広く路面状態も良好なのでそれほど走りづらいとは感じません。
道の駅「サザンセトとうわ」で大休止。駐車場で自転車の準備をしている方が2、3名いらっしゃいました。

伊保田という町。ここで島の北岸から南岸にUターンする形です。小高い山を登りトンネルを抜け、南岸に降りてr60へ。
それまでのR437の開放感あふれる道から、コースの趣がガラッと変わります。南岸に進むと、地形が入り組んできて、アップダウンが連続する細い道で路面状態も悪くなります。

海沿いを走りながら、漁村や小高い山へのアップダウンを繰り返して進むため、景色が目まぐるしく変わり単調さを感じさせませんが、地味に脚に効きましたね。
r60からr4まで走ってくると多少アップダウンは少なくなるもののこの頃には完全に脚も売り切れ。r60の繰り返すアップダウンを乗り越えてきた脚には、ジワジワとボディーブローのように効いてきた感じです。(笑)そんな頃に突如現れた真っ赤な鳥居。

無事1周してきて最後に大島大橋が見えてくると、疲れも吹っ飛びほっとする瞬間。
周防大島、1周100kmほどの小さな島ですが、淡路島ほどメジャーにもなっていなくて素朴な感じの島。島の北岸、南岸で雰囲気が全然違うし、次回はオレンジロードをメインで走り、文殊山なども登ってみたいなと。。。今回は少し寒かったので、次回は春か初夏の頃に行きたいと思いました。














