ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

東北へ~観光~

朝7時の時点で小雪、気温0℃。予報では1日中、雪または雨の予報ということで早々にDNS決定です。夕刻までレンタカーで観光することに。

まずは平泉。昔から歴史には少々興味もあり平泉は一度は訪れてみたかった場所。平家が京都で栄華を極めていた頃に遠く離れた東北の地で京都と一線を画し、当時は京都に次ぐ日本第2の都市と言われた平泉。奥州藤原氏4代90年にわたって栄えた平泉。


中尊寺金色堂がある場所までここから“月見坂”と呼ばれる表参道を登っていきます。約600m。


月見坂の途中にある“東物見台”からの平泉の街


更に月見坂を登ると中尊寺の“本堂”。山門は修復中でしたので写真はなし。

月見坂を登り切った標高130mの場所に中尊寺金色堂があります。


写真に写っている建物は“覆堂(おおいどう)と呼ばれていて金色堂はこの建物の中にあります。(撮影禁止なので写真はなし。)

金色堂の内側、外側はすべて金箔で覆われいて細やかな細工で豪華絢爛。そして奥州藤原氏初代・清衡(きよひら)、2代・基衡(もとひら)、3代・秀衡(ひでひら)、4代・泰衡(やすひら)のご遺体も祭られているそうです。


次に向かったのは遠野市の郊外、宮守町にあるJR釜石線の“宮守川橋梁(通称:めがね橋)”。連続した5つの半円から出来てるアーチ橋です。昭和18年完成。アートですよね。きれいな橋です。


写真映えする橋ということで夜はライトアップもおこなわれているとか。。。宮沢賢治が「銀河鉄道の夜」の着想を得たとも言われているそうです。ちょうど列車が通過中でした。

花巻に戻り駅前の駐車場に車を停めて昨日自転車で回れなかった市内中心部を歩いてウロウロ。花巻は宮沢賢治の出身地。元々文学には疎く、先日の記事でも触れましたが、宮沢賢治は「雨ニモマケズ・・・」を知っている程度で確か東北の出身ということぐらいしか知りませんでした。

花巻の至る所に宮沢賢治に関する施設、記念館、ゆかりのある店などがありました。全部は回れなかったのですが、一部だけ。


宮沢賢治も通ったという【わんこそば・やぶ屋総本店花巻】
教員時代の宮沢賢治が生徒達とよく通ったお店だそうで、花巻名物のわんこそばが体験出来るお店です。家族でチャレンジされている方達もいましたが、私は無難に“賢治セット”。


【賢治セット】
宮沢賢治がよく注文していた天ぷらそばと三ツ矢サイダーのセットです。どちらも当時は贅沢品でしたが、生徒達に振舞ってあげたとか。


【林風舎】
宮沢賢治の弟のお孫さんが経営されており、1Fは宮沢賢治にゆかりのある作品や小物が展示販売されていて、2Fはカフェになってます。


宮沢賢治の生家跡であることを示す石碑。この場所が生家だそうですが、当時の家屋は戦争で焼失。現在は親戚の方が住んでいるそうです。

最後に宮沢賢治が教諭として勤務した花巻農学校(現在の花巻農業学校)が空港の傍にあり、学校の敷地内に宮沢賢治が晩年を過ごした【羅須地人協会】が移転復元されているという事で寄ってみましたが、3月末まで冬季閉鎖でした。

こんな感じで2日目は終日雪または雨。結局自転車で走ったのは昨日の50kmほど。ちょっと残念な2日間でしたが、それでも初めての場所を自転車で走る楽しさは感じられた2日間でした。次回は初夏か秋の季節の良い頃にリベンジです。(岩手以外の東北地方、魅力的な場所が無数にありそうです。)


初の飛行機輪行でしたが、自転車は全く問題なしでした。(国内線はまず大丈夫だろうと思ってましたが・・・)