ぼちぼち、ポタポタと乗ってます

お遍路ツーリング【44番大寶寺~45番岩屋寺】

前日移動出来ればよかったのですが、諸事情により当日の始発で前回の終了地点となった伊予大洲まで汽車輪行。

大洲到着が11時。既に35℃近くあります。急ぎ自転車組立て準備しますが、走るのイヤになりそうなくらいの暑さ。

今日の予定は伊予大洲から久万高原町までの約75kmの予定。

順番だと44番の大寶寺、45番岩屋寺の順なんでしょうが、44番を先に回るとピストンになるため、ツーリングと言う意味で同じ道の往復は面白みに欠けるので多くの自転車遍路の方が回っているように45番から先に回る予定です。
スタートして3kmほどで別格霊場8番_十夜ヶ橋。国道に架かる小さな橋の下に大師像が祭ってある珍しい札所です。


内子の町に入り内子座及び内子の古い街並みを散策。内子座は思っていたより意外と新しく、古い街並みも観光地化されており、脇町のうだつの町並みにも似た雰囲気。(もっとも時間の関係でメインの通りしか散策していませんので、路地とか入ればまた違っていたのかも知れません。)

再スタート。まずは休憩ポイントとして予定していた、“道の駅 小田の郷せせらぎ”を目指します。大洲の駅からだと約30kmで180mほど登ります。わずかに登っているといった感じ。内子からだと後20km弱。


道の駅を過ぎてから本格的に登りはじめ、横を流れる小田川の流れはどんどん細くなり標高を稼いでいきます。真弓峠までは約10kmで標高差約400m。斜度自体はそれほどでもありませんが、炎天下での登坂ということで予想はしてましたが、最後は暑さでヘロヘロ。

峠少し手前で前方に自転車発見。クロスバイクにツーサイドバッグスタイルの方、“あの自転車で峠越えはキツいだろうなぁ~”と思いならが軽く挨拶だけして先へ。


真弓峠に到着。峠はトンネルになっており、お遍路の方?の休憩所があるのみ。展望は特になしですね。トンネルを抜けると久万高原町。

ここから一気に下り8kmほど下って落合交差点まで降りてくると、44番_大寶寺は左、45番_岩屋寺は右の案内標識。予定通り45番を先に回るので右折。ここから岩屋寺まで約15km、この付近まで下ってくると多少のアップダウンはあるものの平坦部分が多く、途中少し走ると“道の駅 みかわ”。

以前大川峰に行った時にデポした場所だし、愛媛ブロガーの方達の一緒に四国カルストへ行った際にも立ち寄った場所。何年振りでしょうね、懐かしかったです。


道の駅傍の御三戸嶽(軍艦岩)。キャンプで水遊びしている家族連れ、気持ち良さそう。。。

面河川沿いの道を、軽いアップダウンを繰り返しながら走り岩屋寺駐車場到着が15時30分。
駐車場から本堂までは約20分の山歩き。ここは88の札所の中で本堂までの道のり(参道)が一番長いお寺だそうです。しかも駐車場が標高450mくらいで本堂がある場所が標高585m。標高差約135mを激坂が待ち構えてます。ちなみに石段もあるので坂バカの方でも自転車では無理ですね。(笑)
駐車場には本堂まで約20分掛かると書いてましたが、急いで歩きましたので20分は掛かりませんでしたが、12,3分は掛かったかと。急いでいるのには訳が・・・


岩屋寺は名前の通り岩全体を霊地とし、山岳修行の場となっているお寺。本堂はまさに岩にめり込むように建っていました。

本堂上の岩山には穴が開いていて、昔はそこで修行をしていたとか。また本堂横には梯子がかかっていて、上ることができます。怖かったけどせっかくなので登ってみました。

これまで廻ってきたなかでも最も印象に残る札所でした。

下山してきて駐車場に戻ったのが確か16時10分くらいだったかと思います。ここから次の44番_大寶寺までは約10kmですが、小さな峠を2つ越えて行くことになります。どうしても17時前には着きたい。夕刻とは言えまだまだ暑く、私の貧脚で大丈夫か!

急いでいる訳と言うのは、納経所は基本的に7時~17時までなので17時を過ぎると明日の参拝となり、久万高原町を出発するのが早くても7時過ぎてからになります。明日のコースは最初に三坂峠を越えることになるので出来れば涼しい時間帯に通過したいので出来れば早朝出発といきたいところです。
そんな訳で必死にペダル回して大寶寺到着が5分前の16時55分。まずは納経所に行って“参拝前に先に納経帳の記帳構いませんか?”と確認。先に参拝して最後に納経帳への記帳が基本的なマナーです。納経所の方、“大丈夫ですよ。あとでゆっくりと参拝してきてください。”何とか助かりました。。。

そんなこんなで無事初日は終了。

44番_大寶寺からすぐ傍の民宿に素泊まり。近くのコンビニで明日のためにアルコール燃料を大量に購入し即補給して、21時には就寝。

2日目に続く。